破天荒な行動派検事が主役の月9ドラマといえばHERO

法廷ものドラマはたくさんありますが、中でも過去に人気だった作品と言えば木村拓哉の代表作のひとつでもあるHEROでしょうか。

2001年からいわゆる月9枠で放送されたフジテレビ系のドラマシリーズです。その後も特別編や劇場版などが制作され、さらに続編ドラマとして2014年から同じく月9枠にて放送されました。さらに翌年には劇場版の第二作も制作されています。

作品の内容は主人公のキムタク演じる検察官と松たか子演じる検察事務官2人のコンビでの捜査活動が中心に描かれていて、キャラの濃い同僚検事たちとのやり取りをコメディタッチで描いた作品です。

キムタクが主演の月9ということもあって、最高視聴率が36.8%とすごい高視聴率を記録した作品でもあります。

また、キムタク演じる検事は型破りな行動派という設定ですが、実際の検事の仕事というのはほとんどがデスクワークらしいです。実はこれはこのドラマの脚本家がヤメ検の弁護士に取材をしたらしいのですが、その際に検事は捜査権を持っているが義務付けられているわけではないため、外に出て捜査をするということがほぼほぼないという話を聞いたことがきっかけで、「それなら実際に捜査権を行使する検事がいたら面白いんじゃないか」ということで、行動派の検事という設定が生まれたそうです。

ドラマなのでそれが非常に面白いのですが、リアルにいたら法曹界にとっては超型破りな存在という訳ですね。

というわけで、HEROのみんなの感想をいくつか紹介したいと思います。

私にとってはキムタクのドラマと言えばHERO

キムタクのドラマはたくさんありますが、私にとってはやはりこのHEROが一番先に頭に浮かびます。まさにキムタクの代表作といってもいいのではないでしょうか。

シーズンが何個もあり、映画もあるので知らない人は少ないと、思います。見た目はそこまで検事にみえず、ラフな格好でいつもいるのが主役なのですが、事件の真実をいつも真剣に探すシナリオは凄く見ていて面白いと思います。

検事と弁護士の戦いなどがあるのですが、検事は弁護士から出されるお題を、立証していくという感じで、難しい事件も、一つ一つ立証していく感じが、見ていて楽しい作品になっていると思います。

自分はHEROをみて、裁判や法律の事に興味をもち、そういう道もかっこいいなと思いました。ああいう検事や弁護士が実在するかはわからないけど、いたらカッコイイなと思います。映画では、凄く有名な人たちが出ていて、凄く面白い作品になっていると思います。

弁護士と、検事の頭のつかいあいで、戦う様はすごく楽しめる作品であります。自分はもう、4回は見直して、みてしまっているのですが、何回見ても、あきない作品で、見るたびにこんなとこあったっけなど、新しい発見があり、いつも楽しんで見ています。

HEROは、キャスティングが秀逸

当時の私には、木村拓哉さんは、「ジャニーズ事務所 SMAPメンバー」という理由で、俳優という認識が薄かったです。

HEROを観て、その意識が根底から覆りました。恋愛ドラマはあまり好んで見ていなかった私には、主演は木村拓哉、男前だけで演技はどうなの?という、底意地の悪い偏見を持っていましたが、その自然な演技や魅力に惹き込まれ、毎週楽しみにし、待ち遠しくて仕方なかったことを思い出します。

周りには個性的な役割を圧倒的な演技で俳優陣が担われて、ストーリーもテンポ良く、掛け合いも楽しく、スリリングで、何より気分良く終われるもので大好きなドラマです。検事と事務官の各コンビの関係性や所内の人間関係も見応えがあり、親近感がありましたし、感情移入が止まりません。私も城西支部のメンバーに加わりたいと切に願ったものです。

それぞれのクセのある役どころを一流の俳優陣が支え、さらに強烈な魅力を持ち合わせた木村拓哉さんが主演という鉄壁の布陣により、いつ観ても色褪せない、素晴らしい作品として存在していると思います。脚本もさることながら、キャスティングの力を感じました。

法廷ものドラマが好きな人は絶対におすすめ

ドラマにはいろんなジャンルのものがありますが、中でも法廷ものは人気のジャンルでいろんなストーリーのドラマが放送されています。

超シリアスなドラマも面白いですが、コメディタッチの描かれたキムタク主演のHEROはまだ見ていない人はぜひ見てほしい作品です。

当時の平均視聴率も34.3%と平成期の連続ドラマの中では最高を誇っているぐらいです。劇場版や続編も作られ当時はかなり話題になっていた作品で、第一作から20年ぐらい経った今でも色あせることなく確実に楽しめるドラマであることは間違いないでしょう。

リーガルドラマはいろいろとありますがHEROは絶対外さないドラマなので、キムタクファンはもちろんそうでない人もぜひ一度見てみて下さい。きっとこの作品の面白さに引き込まれること間違いありません。