有名人の不祥事や事件には優秀な弁護士がつくのは本当なのか

芸能界に入って成功して大金を稼げるようになれば、みんな幸せになれるのかと言えば全然そうでもなさそうです。もちろんお金があればたいていのトラブルは解決しますし、欲しいものもだいたい手に入るようになります。

しかも芸能界のような華やかな世界にいると周りからもチヤホヤされて、人生完全に勝ち組だと錯覚してしまうこともあるのかもしれません。

そんな華やかな世界に生きている芸能人でもしょっちゅう不祥事を起こしています。不注意による事故などは私たち一般庶民でも遭遇することはあるので、それは仕方ないとしても警察案件になってしまうような不祥事も少なくありません。

特に芸能界で多いのはやっぱり大麻や覚せい剤などの薬関連の犯罪が後を絶ちません。一般の人からみればこんなにお金もあって恵まれた生活をしているのに、なぜこうした犯罪に手を染めてしまうのか全く理解できないと思うのですが、光が強ければ影も濃くなると言われるように、芸能界の裏の部分やヤミの部分もかなりあるのかもしれません。

他にも多いのは女性関連でしょうか。セクハラなどについては本人たちの認識の違いなどで訴えられる場合もあれば、示談になる場合もあってかなり個人差があります。

しかし女性関連のトラブルなどは芸能人、特に男性の芸能人にはつきものと言っていいぐらい当たり前のように日々ネットニュースやワイドショーで報じられています。

不倫や愛人問題、クラブやラウンジでの多少のハメ外す程度のことであれば、同乗の余地もありますが、中にはちょっと行き過ぎた事件もありました。

こうした事件が起こると週刊誌やワイドショーがこぞって取り上げますが、意外とあっさりと示談が成立していたりすることもあります。

個人的にはやはり優秀なヤメ検の弁護士がバックについているのではないかなと思っています。特に芸能人はお金もあるでしょうし、人脈もあるはずですからね。

2016年に起こった高畑裕太さんの事件

女優高畑淳子さんの息子である高畑裕太さんがビジネスホテルで従業員に対して暴行をしたという事件です。これは結構衝撃的な事件で驚いた人も多かったのではないでしょうか。

普通に昨日までテレビに出ていた人がいきなり暴行罪で逮捕されるという事件。一部にはハニートラップという噂もありましたが、真相は分かりません。

あの俳優さん、女優さんが出ていると、ドラマでも映画でも興味がわくということあるかと思います。私にとって高畑淳子さんはそんな存在です。

だから、息子さんが事件を起こした時、とても残念に思いました。息子さんがしたことは何をどう取り繕おうとアウトだと思いますが、私には未成年ではない息子さんが起こしたことで、高畑さんがコメントを求められ、謝罪させられているのもまたおかしなことだと思ってみていました。

日本社会は、子供は親の所有物ではない、子供には子供の権利があると言いながら、子供が何かすれば、その子が成人していても親の教育が悪い、親のせいで子供はああなったと言われます。確かにそういう面もあるかもしれませんし、自分が高畑さんの立場で、謝罪しろと世間が言うのであれば、おそらく私もそうします。

しかし、息子さんの立場であれば、親が責任を持つのは成人するまでで良い、後は自分の責任だと思うことでしょう。何はともあれ、あれから数年が経ちました。最近、見たものでは「ミステリーと言う勿れ」の最終話の母親役、良かったです。今後の活躍も期待しています。

この事件は結果的には示談が成立したということですが、もしかしたら相当優秀なヤメ検の弁護士がバックについていたのかもしれません。

また、少し古い事件なので若い方は知らない人も多いかもしれませんが、芸能界でも殺人事件を起こした人もいます。

歌手・克己しげるの愛人殺人事件

昔の事件でリアルタイムでは知らないのですが、調べていてショックを受けたのは克己しげるという歌手が殺人事件を起こしていたことです。

芸能界で事件を起こして逮捕されるという人はたまにいますが、殺人事件というのはなかなか例を見ないと思います。

克己しげるという歌手は、昭和の人気アニメエイトマンの主題歌を歌った人です。エイトマンの曲は知らなかった私ですが、昔SMAPが活動していた頃にCMでエイトマンの主題歌の替え歌をしていて知りました。

なのでこの曲自体はご存じの方も多いと思いますが、1976年に愛人として交際していたホステスを殺害したとのことです。その動機というのは仕事が順調になって来たことでマスコミからスキャンダルをされることを恐れていたからだそうです。

今でこそ芸能人の不倫報道というのはよく見るものですが、たったそれだけで愛人を殺す必要があったのでしょうか?

しかもすごいと思ったのは実刑判決がわずか10年の懲役だったことです。さらに彼は模範囚だったということもあって、たった7年で出所しています。

出所後10年以上経ってからですが、テレビなどのメディアにも再び出演するようになったというのが今の時代では考えられないですね。最終的には都内でライブを開催したりもしています。

ここで気になるのは殺人事件を起こしながらも実刑判決がたった10年だったということです。

例えば、介護疲れで両親を殺めたとかいうような内容であれば、情状酌量の余地もあるのかもしれませんが、彼の場合は完全な自分勝手な理由にもかかわらずこれだけ短い刑期だったというのは、裏でスゴ腕の弁護士が暗躍していたのかもしれません。