オウンドメディアを運営するうえで大切なことまとめ

オウンドメディアとはその会社が運営するメディアであり、いわゆる自社メディアと言われるものです。5、6年ぐらい前から急激に増えてきて、今もたくさんの企業が集客を目的としたオウンドメディアを運営しています。

本来ならば大手よりも中小企業の方がこうしたメディアを作って運営したほうが集客につながるのですが、ほとんどの中小企業はオウンドメディアに割く人員やコストがなく、やりたいけどやれていないというのが現実でしょう。

大手はある程度資本を投入して大規模メディアを運営しているところも多く、企業によっては自社の得意分野だけでなく、幅広いジャンルで運営しているところもあります。

今回はオウンドメディアをこれから運営する場合の流れや注意点などをまとめてみました。

どんなオウンドメディアを作るか

まず最初はどんなメディアを作るかというのを決めなければなりません。オウンドメディアですので、基本的には自社商品や自社サービスにつながるメディアを運営するのが一番ですが、直接的に関連がなくても少し幅を広げることで、潜在的な顧客を得られるというメリットもあります。

もちろん自社商品以外のジャンルにまで手を伸ばすと、今度は記事を書いたりするリソースが足りなくなることもあるので、どこまでの範囲で作るかをある程度最初に決めてからサイト設計をした方が良いでしょう。

特に最初は自社商品に直接関連のある記事を深く掘り下げるほうが、他のメディアとの差別化もできるため、集客効果は高いと思います。

デザインやサイト設計などはどうするか?

社内にネットメディアに詳しい人やアフィリエイトなどの経験者がいれば、比較的簡単に始めることができますが、誰も知識のある人がいない場合はなかなか最初の一歩を踏み出すのが大変です。ドメイン取得からサーバー契約、サイト設計、デザインなども必要になってきます。

しかし大手ならともかく中小企業や小さな店舗などがオウンドメディアを運営する場合は、見た目やデザインにこだわるのはある程度軌道に乗ってからで十分です。というのもオウンドメディアで大切なのは、いかに集客するかという点ですが、これに関してはデザインはそれほど重要ではありません。

最初に立派なサイトを作っても記事作成が追い付かず、途中で頓挫してしまっているメディはネット上にもたくさんあります。こうしたサイトの二の舞にならないようにするためにもコストの配分は非常に大切です。

記事は自社でやるか外注にするか、外注にする場合はどこに依頼するか

オウンドメディアで一番重要なのは記事作成ですが、社内でやるか完全外注でやるか、併用でやるか、もしくは専門の会社にまかせるか等々様々な選択肢があります。一番いいのは、やはり自社商品に関連するメディアあるため、社内でやるのがベストですが、更新頻度にもよりますが、ある程度の人員を専門スタッフとして割かなければなりません。

小さな会社だと事務のスタッフがホームページの更新をしたり、記事を書いたりしている会社も時々ありますが、オウンドメディアとして成立させるにはこのやり方でうまく行くことは考えられません。

できれば最初は専門の会社に記事作成も依頼するほうがスムーズに行く場合もあります。また業種にもよりますが、美容や健康に関する商品やサービス、食品などを扱っている場合は、薬機法についても勉強しておくべきです。

特に今は過剰な表現に対しては非常に厳しいため、専門の会社、例えば薬機法のチェック、リーガルチェックはダリコーポレーションなどにお願いしたほうが安心です。専門知識がない人が記事を書いてしまった場合、薬機法に違反する記事が入っていることも度々起こります。

これからオウンドメディアを運営する人へ

一番重要な記事作成に時間とお金をかけて、実際に運営してどれぐらいのコストでどれぐらいの収益が上がるか、また今後運営してきっちりと黒字を出していけるか等を見極めた上で余裕がありそうだったら、記事以外のところにコストをかけるというパターンが一番いいのではないでしょうか。

オウンドメディはとにかく続けることが大切なので、作って終わりというわけではありません。せっかくいいメディアを立ち上げても更新が完全に止まってしまえば、ユーザーは確実に離れていきます。

必ずしも毎日更新する必要はありませんが、長期間更新を止めずに運営できるような仕組みを作っていくことが大切です。